ニコの胆道疾患治療 ゴール目前!?







残念ながら、りりちゃん
それは、箸にも棒にも掛かってないから・・・( ̄▽ ̄;)






2009年8月から、多飲多尿と暴食(主に牧草の)により
のちの検査等の結果、(※)「胆道疾患」ということで
通院・投薬を続けていたニコちゃん。

第1回のレポートを、ようやく今年2月に書いたものの
次のレポが進まないまま、早3ヵ月・・・。


かれこれ、約9ヶ月の闘病期間ですが
ようやくゴールが見えそうなのです




今回は、前回の「2009年8月〜9月」レポ以降から今までを
簡略して、現在の状況をお伝えします。
(*病状については、前回レポをご覧ください。)




(※)ニコちゃんの『胆道疾患』について
(*少し前回レポの補足です)


ニコちゃんの場合、当時レントゲン・超音波検査では
異常は見つかりませんでした。「2009年8月〜9月」のレポでは、
「胆道疾患(?)」…的な書き方をしていますが、
血液検査の結果(*ALPの上昇)と
ほかの疑わしいと思われる病気の検査で異常がなかったこと、
その後の経過や、処方された薬の効果の出方で
『胆道疾患』の診断を受けています。



人間の医学ですが、参考になるサイト
*肝臓と胆道の関係の説明→こちら
*ALPの説明→こちら



胆道疾患と言っても、いろいろな状態があるようなのですが
胆管(胆道)に結石や腫瘍ができる場合や、
肝臓から流れる胆汁の流れが滞ったり(*‘胆汁うっ滞’とか言うそうです)
…といった、そういう病気なのだそうです。

ニコちゃんが10月に処方された「利胆剤」なるものが
流れの悪くなった胆汁を出しやすくする薬だったのですが、
その投薬後、回復の兆しが見えたことと
血液検査項目にはありませんが、‘GGT’という
胆汁うっ滞を濃厚とする項目の値が高かったことにより
超音波検査等では確認できない程度の軽度の
胆汁の流れが滞ったりする状態なのであろう…
ということで、胆道疾患の治療を進めてきました。





投薬の開始は、2009年10月11日


(お薬大好きっ子^^;)


その後、一時は効果が見え、飲水量も‘100ml’前後まで落ち
血液検査で高かったALPも正常基準値まであと一歩・・・と
いうとこまで行きましたが、それも2週間しか続かず
12月末から年明け頃には、まるでダイエットのリバウンドのごとく
飲水量が‘1リットル’に達し、再び血液検査の数値も
上昇してしまいました。


それから、検査結果を見つつ、投薬の量(薬の濃度)を増やしたり
薬を別の「利胆剤」(※このあとに補足)に変えたりし、
徐々に飲水量は減りつつありましたが
ある程度まで行くと停滞し、愛用の給水ボトル1本(380ml〜400ml)
下回ることがありませんでした。。。

飲水量を、まあこんなもん…と妥協したとしても、
ニコちゃんの場合、ALPと飲水量が密接に関係しているようで
血液検査に結果が出ず、投薬を続ける日々を送っていました。





明るい兆しが見えてきたのが、今年3月の終わりでした。


3月5日に行った血液検査後、ALP以外にALT(=GPT)という項目も
12月22日の検査以降上がったままだったので
10月から飲んでいた利胆剤とは別の「利胆剤」を組み込むことを
先生より提案されました。

(効果が異なるらしいのですが、それぞれ、胆汁を出しやすくするのと
胆汁の排泄を良くするのと・・・同じような意味にも取れるのですが
違うのだそうです^^;)




2つ目の利胆剤は、
*その種類だけを飲む方法
*1つ目の利胆剤と、2つ目
 2種類を同時に飲む方法

とあるそうなのですが、
まずは効果を見るために
2つ目だけを飲むことになりました。


1つ目の薬は‘1日1回’でしたが
2つ目の薬は‘1日2回’になります。

これで変化がなければ、またレントゲンと超音波検査を・・・
という話になっていました。



それからしばらくして、飲水量が増えだしたりしたので、
‘これはニコちゃんに合ってないんじゃないか?’と不安になり
先生に相談しましたが、利胆剤の効果が2週間ぐらいしないと
結果が出ないそうなので、そのまま続けました。
(確かに1つ目の効果の出方もそうだった。)


すると、2週間を過ぎた頃に、また飲水量が減ってくるという
変化が出てきました!

それでも、3月29日に行った血液検査では、結果が変わらなかったので
次は、2種類の利胆剤を同時に飲む方法に切り替えることになりました。




この切り替えの日が4月2日

この時点でも、飲水量が、
昨年12月初旬から4ヵ月ぶりに‘300ml’を下回っていたのですが
2種同時投薬から3日後には、‘200ml’を切りました。

そして、‘100ml前後〜150ml’までの間で安定した日が
1ヵ月も続きました。
こんなに長く、以前のように飲水量が安定したのは
胆道疾患の闘病が始まって、初めてのことです




投薬時期と飲水量の変化を
わかりやすく折れ線グラフで表わしてみました。


(画像で折れ線グラフなんて初めて作った…^^;
画像サイズが小さいので、字が細かくなってスミマセン)


大きな変化以外に、細かな上がり下がりの動きがあるのは
タイミングから見て牧草のロットが変わったことでも
影響を受けてる可能性があるようです。
それについては、また今度書きたいと思います。





現在も継続中のの計量。

毎月の最も多かった時と
少なかった時です。
(*単位 ml )


4月〜5月がずっと
安定している様子が
見てとれるかと思います(^^)

昨年8月以前の
ニコちゃんの飲水量に
戻っています☆





牧草を食べる量も減り(月3kg以上が、半分以下に。)
ペレットなどの食べ方も以前のようにスローに戻ってきました。


(気が向かないと食いついてこない現象…


食に対する恐ろしいほどの欲がなくなったようでした。




実は、飲水量が多い時は、マウンティングの回数が減り
(‘900〜1000ml’飲んでた頃は、ほとんど見られなかった)
人間でいうところの三大欲のうち、
食欲だけが遥かに突出していたのです


飲水量が減ったら、マウンティングがものすごく激しくなりました。(^^;)
これも本来のニコちゃんです。


(お陰でポンタが傷だらけに!T▽T)



昨年11月に一時期飲水量が減り、血液検査もあと一歩といった頃も
こういったことがあったので
先生も「おそらく調子が良いんだと思います。」とおっしゃっていました。


なんだか良い予感・・・






そして挑んだ、今月5月7日血液検査


結果を待つ時の気分が、まるで自分の試験や面接の
結果待ちのようで、今までになくドキドキしていました。

そして、先生から電話が掛かってきました。




結果は・・・






そうなんです
すべて正常値

やったね!!(≧▽≦)



高かったALPも、暮れから上がってしまったALT
正常値(参考基準値)に下がりました。



〜 これまでの血液検査結果 〜
(基準値を上回っていた肝臓・胆道に関係する項目のみ)

(*単位は IU/dl )
赤字が基準値より高くなってたものです。

今回は、生後9ヶ月の時に行った検査も参考に載せてみました。
(空白の部分は、記載がなかったので不明)

(※ALTはGPT、ASTはGOTと同じものです。)




でも、手放しで喜べないのが
ALPが基準値範囲のギリ。。。(+_+;)


ここで薬を止めて、また上がるとよろしくないので
この検査後あと2週間投薬をし、その後2週間薬を断つことに。

そして、もう一度検査して、悪化がないなら
投薬も終了となります!







そうなのよ。(^^;)
この胆道疾患の通院が終わっても、ニコちゃんもりりと一緒に
白内障の2ヶ月に一度の定期検診があるからね。


もうずっとりりニコちゃんとは別々に通院してたから
今度からは一緒に通院しようね♪




たまに牧草をガツガツ食べてたり、水を勢いよく飲んでると
もしや?!…と心配になるのですが(普通は逆だよね
今のところ大丈夫なようです。
薬をきっちり飲んで、様子を見守るしかありません。

来月の検査結果がドキドキです。。。




来月タイトルに「治療完了」の文字を入れたい!
ニコちゃんが、無事にゴールを迎えられますように!

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バラの季節なので、今回からバラバナー
りりは「るる」、ニコちゃんは「ベビーロマンティカ」と一緒に♪
両方とも、今月うちで咲いたバラです



実際に私が聞いた先生のお話は、難しい専門用語も多く、
一応わかりやすく説明はしていただいてるのですが、そこをさらに
噛み砕いて、私の言葉に置き換えて書かせていただいてます。

2009年10月に行ったホルモン疾患を調べる検査や
牧草の話などは、書き記しておきたいのでまたゆっくレポします。

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