避妊手術でわかったこと


りり‘避妊手術’完了(抜糸)から1ヶ月半が経ちました。


毛が生え揃うまでは、かなり時間がかかりそうだけど、
もう傷口はどこにあるのか、わからないぐらいになりました。






今回は、りりの避妊手術後にわかったことを書きます。


特に避妊手術を悩んでいる
女子うさちゃんの飼い主さんにはぜひ読んでいただきたい!( ̄_ ̄)/






りりの退院の日、診察室で先生から説明を受けました。


「摘出した‘子宮’と‘卵巣’に腫瘍といったものはなかったのですが
卵巣の付近で小さな水疱のようなものが3個ありました。

(↑具体的な場所の絵も書いてもらいました)
その水疱のようなものは、それ以外には周囲に広がりは見られず
恐らく悪性のものではないと思うんですが、、、
はっきりとどういったものか
(その時点で)わからないので、
これは、○○さん
(*本名)のお気持ち一つなんですが・・・
ご希望なら、組織を病理検査に出してお調べします。」


・・・ということでした。



もう摘出した組織の検査ということと、費用が1万円かかるということで
先生も強制ではなく、飼い主さん次第で・・・とおっしゃられました。

しかし、私もパパも1も2もなく、口から出たのは、
「検査をお願いします。」でした。

もしその水疱(のようなもの)が悪い物で、今後何か影響が出るんでは?・・・と、心配しながら日々を過ごすことを考えると、、、。
そして、可愛いりりのためです




無事に退院し帰宅するも、検査結果がわかるまでは、やはり不安が続いていました。

「どうか悪性のものじゃありませんように・・・」




それから、約1週間後。

病院に出向いたときに
検査結果を聞きました。



病理検査の診断書を見せてもらいながら、

「水疱(のようなもの)のほうは問題ありませんでした。」
(*結果は‘卵巣での新旧の黄体形成’とのことでした)

「あ、ホントですかー。よかった〜・・・(´▽`;)


「・・・が、えーっと、これですね〜・・・」
(先生、診断書を指差しながら)



なになに??(・_・)




先生の指差した場所に書いてある文字・・・

-------------------------------------------------
『病理組織学的診断』

1.卵管粘膜萎縮    加齢性・難治性
2.子宮内膜増殖症   非腫瘍性・加齢性
-------------------------------------------------



なんと、この病理検査で
りりの子宮・卵巣の組織から、これらの診断が下されたんです


なんと、まぁ・・・( ̄◇ ̄;)


この問題のあった場所(子宮・卵巣ですね…)は摘出しているので
診断についての説明は、深いとこまで聞きませんでしたが
(※実はこの日、ニコちゃんの診察で来ていたので、軽く説明を聞いて
所見のコメントが書かれた診断書コピーだけいただいて退散しました)

このまま、避妊手術をせずに過ごしていたら、
いずれ出血(下血)するようなことがあったかもしれない。。。
とのことでした・・・




りりは、これまで偽妊娠と思われる行為(自分の毛をむしったり、巣作り)
に関しては、牧草を加えて走りヘッドバンキングしてる姿を
1度だけ、しかも10分ぐらい?の短い時間
見かけただけなんだけど・・・



りりちゃん、手術時---1歳9ヶ月


所見コメント には

「全体として早熟性の強い個体とすべきでしょう。」
と書かれていました。



‘おませ’さんってこと?




そういえば、避妊手術行う数日前の診察で
「ちょっと乳腺張ってますね。」と言われたので
何かこういったことの影響が出ていたのかも・・・






今回のことがわかってから、ネットでいろいろ見ていたら
過去に、りりが避妊手術をした時期と近い1歳8ヶ月で
『子宮内膜症』になった子を見つけました。


その子は、最初下血から始まり、原因が何かわからず
いろいろ調べていったのち、子宮・卵巣摘出手術を受け、
病理検査の結果『子宮内膜症』ということがわかったそうです。
その手術から、3年経った現在も元気に生活していました。(*^^*)

(どちらかのブログで見たんですが、どこだかわからなくなってしまいました。
お心当たりの飼い主さん、勝手に記事にしてスミマセン




よく飼育書などでは、○歳過ぎると病気が増えるとか、
○歳過ぎると子宮の病気になりやすいとか書かれているので、
「うちの子、まだ○歳だから大丈夫だわ〜」と
思っている飼い主さんもいますよね。
私も正直、
「子宮の病気って、まだ先だよねぇ〜」と思ってました。
今回のことがあるまでは。。。



もしかしたら、
りりは早熟なあまり
ごく稀なケースなのかもしれませんが、
りりや、1歳8ヶ月で子宮内膜症になった子がいることから、子宮の病気は、けして早すぎる病気ではないということがわかりました。



少なくとも、今回のりり避妊手術は、子宮・卵巣を
摘出したことで、その組織から診断された病状を
取り除くことができたので
結果、意味のあるものとなったわけです。



そのせいか、避妊手術がすべて完了した6月中旬以降
すっかり体力も戻った後のりりの調子のいいこと!
の大きさも以前より大きいし、激しい換毛が続いてるにも関わらず
の状態も食欲も乱れてないんです。


あと、運動タイムでケージから出す時は必ず抱えて出してますが
以前は体の下に手を回すと
不定期に理由もわからず嫌がられるときがあったのですが、
そういったことも一切なくなり、抱きかかえが易々と行えるように



先日の健診で先生にこのことを伝えると、
やっぱり子宮の状態が影響していたんでしょう、
手術したことで調子が良くなりストレスも軽減されたんだろうと
おっしゃられていました。(^^)






今現在も、避妊手術に悩んでいる方ってかなり多いと思います。


「避妊手術はする予定。信頼できるお医者様もいる。」
でも、あと一歩踏ん切りがぁぁ・・・(><)」

って人に、今回の話が少しでもお役に立てば・・・と思います。



でも、けして避妊手術を推奨しようという気持ちではありません。

やっぱり、今はほぼ安全らしいと言えど、
麻酔のリスクが100か0で言うと、絶対0とは言えないでしょうし、
術時のストレスって、うさぎはもちろんのこと、飼い主にも
相当きますもん。。。

(今日は詳しく書きませんが、うちも手術当日はドラマでした・・・
手術云々じゃなくて、また別のことでなんですが




飼い主さんとうさちゃんにあった方法を選択するのが
一番だと思います。(*^^*)




うさぎの子宮疾患と避妊手術については、
ご存知の方も多いかも知れませんが
こちらのサイトに、わりと参考になることを書かれています。







(*前回7月25日記事へのコメントのお礼)

チビラさん、はなママさん、あんずさん、まりうりさん、
あやかさん、モカちゃん、チャイママさん、ちゃりパパさん、
ころもさん、eikoさん、ネコさん、もこさん、ゆきなさん、
ナッチと愛ちゃんさん、おりおりさん、ブロッサムさん
                          ・・・ありがとう!!


ブロッサムさん、ご報告ありがとうございます!
くうちゃん、ニコちゃんと思いっきり親戚ですよー♪
うれしいです



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【追記】(7月28日 15:50更新)

漢字訂正・・・・・先生の説明の中に書いた、水泡という字が
最初の記事アップ時に変換ミスしてました。
『水疱』に訂正済みです。
で、これ各2mm程度の小さな物で、あくまで「水疱の‘ようなもの’」です。
開けてみて初めてわかるような物かと思われます。
先生の説明は、りりのケースとして読んでください。
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